のっぽ先生の教育diary

学校教育に役に立つ情報を発信します!

番外編「クラス会議、現状報告」

こんばんは!現役小学校教員ののっぽです!

 

今回は、番外編?として、以前の記事で紹介した「クラス会議」について、私の学級の現状を一部紹介したいと思います。

 

今年度、早速「クラス会議」を導入してみました。

 

昨年度と学級の子どもたちは同じメンバーなので、2年目の実践となります。

 

「クラス会議」とは、簡単に言えば、

 

子どもたちの、子どもたちによる、子どもたちのための話し合いのことです。

 

今年度は、5月からの導入となるので、1年を通してどのように子どもたちが成長していくかが楽しみです。

 

 

 

 

そういえば、「クラス会議」をする前に、GW明けに学級目標を決めました!

 

それは、

 

「卒業のとき、6の3でよかったと思えるクラスをつくる」です!

 

子どもたちとの話し合いの末にこの目標に決定しました!

 

従って「クラス会議」を行う際も、常にこの目標を念頭において話し合いをしていきます。

 

 

 

第1回クラス会議

 

 

さて、早速1回目の「クラス会議」の紹介をします。

 

1回目なので、会議の議題は私が提案しました。

 

議題は、「クラス会議のベストな座り方を考えよう」です。

 

提案の理由は、次のように話しました。

 

「みなさん、クラス会議は何のための話し合いでしょうか。そうですね、クラスをよりよくするためのものです。でも、クラス会議をすると次のようなことがよく起きてしまいます。

 まず、男女の席がきっぱり分かれてしまうことです。次によく起こるのは、いつも同じ人が近くに着席していることです。仲がいい人同士が近くになることが多いです。

 皆さんが望むクラスはどんなクラスでしょうか?男女がきっぱり分かれるクラスですか?それとも男女が入り交じって座れるクラスですか?

 いつも仲良し同士が近くに座っていて、仲良し同士でしか話し合いをしないクラスですか?それともなかがいいとかよくないとか、よく話すとか話さないとかに関係なく、近くに座って話し合えるクラスですか?

今日のクラス会議で話し合い、ベストな座り方について考えてみてください。」

 

ざっとこんな感じです。「クラス会議」では、クラス全員が1つの輪になっていすを並べて、話し合いをするのでこの議題を出しました。

 

子どもたちにも聞いたところ、「男女関係なく誰とでも話せるクラス」がよりよいクラスだ、という意見が多く挙りました。

 

ここから、子どもたちだけの話し合いが始まります。

 

まず子どもたちは、今日の座り方について困っているようでした。(そりゃそうですよね)

 

様子を見てみると、

 

いつも通り男子同士女子同士が近くで座っている人、

一応自分なりに考えて、女子の近くに座っている男子、

全体のバランスを見て、座り方を指示する人、

座り方を考えて、立ったままでいる人

 

と、さまざまな姿が見られます。悩んでますねえ、いい姿でした。

 

しかし、「時間がなくなるから、今日はまず適当に座って話し合いを進めようよ!」と声が上がり、なんとか全員が席について話し合いがスタートしました。

 

 

最初に出たのはこんな意見です。

 


Aくん「ぼくは、男子2人、女子2人で交互に座っていけばいいと思います。理由は、いきなり男女男女で座ると相談するときに話づらくて相談ができないと困るからです。」

 


ふむふむ、なるほど。彼なりに考えて出した意見だということがわかります。


しかし私が引っかかったのは、「いきなり男女男女で座ると相談するときに話づらくて相談ができない」というところです。

それでは、今までと同じで男子同士、女子同士で相談することになり、「男女関係なく誰とでも話せるクラス」は実現しません。

 

 

しばらく、時間が経過しましたが他に意見がなかなか出てきません。

 

ぐぬぬぬ、口をはさみたい)という気持ちを押させ、様子を見ます。

 

やっと手を挙げました。

 

Bくん「僕は、出席番号順で男女交互にすわるのがいいと思います。」

 

なるほど、その手もありますね。また、手が挙りました。

 

Cさん「私は、男子男子、女子女子2人ずつ座るのに賛成です。でも、出席番号順ではなくて、その時に自由なところに座ればいいと思います。」

 

Dくん「ぼくは、Cさんの意見に反対です。理由は、自由に席を決めてしまうと、結局仲がいい人同士で座ると思うからです。」

 

いいぞ、いいぞ。話し合いっぽくなってきました。しかし、次の一言で雲行きが怪しくなりました。

 

「多数決をとればいいじゃん」

 

今出ている案は、

Aくんの、「男子2人、女子2人で交互に座る」

Bくんの「出席番号順で男女1人ずつで座る」

Cさんの「男子2人、女子2人で交互に座るけど、どこにすわるかは自由」

です。

 

このまま多数決をとるのは、様々な危険性があります。


意見が整理されていない、意見が出尽くしていない、それぞれの意見のメリット・デメリットが十分に議論されていないなどです。

 


ですので、多数決は最後の手段というのが話し合いの定石でした。しかし、この日は時間が少なくなり、子どもたちが焦って多数決で決めようとしていました。

 

そこでついに担任が口を挟みます。

 


のっぽ「今日は時間がないようなので、次回もこの議題で話してみたら?」

 


子どもたちは、私の提案に賛成し、次回も同じ議題で話すことに決まりました。

 


本来だったら、この提案も子どもたち側から出るといいのですが、1回目なので少々気を遣いました(汗)

 

 

 

さて、1回目の「クラス会議」このような様子でした。ざっと簡単にまとめたので伝わりにくい部分もあったと思います。

 

今後、子どもたちがどのように話し合いに決着をつけるのかが非常に楽しみです。

 

 

今日の記事はここまでです。読んでいただきありがとうございました!

 

 

次回の記事のテーマは、実践紹介「気軽に使えるミニゲーム」です!